株式相場は外部環境に左右されながらも、中小型グロース株への注目が引き続き強まっています。本日は、直近出来高急増かつ分かりやすい材料を持つ「ビーマップ(証券コード4316、東証グロース)」をおすすめ銘柄として取り上げます。
市場環境と海外要因
米国の金融政策や為替市場の動向を受けて、日本のグロース株にも流動性が回帰しています。特に流動性が高く直近材料のある銘柄には、デイトレ〜スイング取引で短期リターンを狙う動きが活発です。そんな中で、「出来高」「材料」「ボラティリティ」が重なった銘柄を探す投資家にとって、ビーマップは今日注目すべき一角といえます。
ビーマップ株式会社(証券コード:4316・東証グロース)
事業内容
ビーマップは位置情報・鉄道関連ソリューションや無線LAN、動画配信等を手がける情報・通信業企業です(出典:会社概要・minkabu)。
上場状況・流動性確認
- 東証グロース市場に上場中(2002年1月30日上場)
- 時価総額:約46.3億円、発行済株式数:約349.9万株(出典:松井証券)
- 直近の出来高(9月18日):1,078,500株(前日比+819%増加、出典:株探)
注目理由
- 8月28日「おうちモニタ」新機能が補助金事業に採択され、一時ストップ高を記録(出典:株探ニュース)
- その後も信用買い増加で注目度上昇
- 出来高急増で短期的な投機資金が集中しやすい
ボラティリティ見立て:高
- 9月18日:始値1,259円 → 高値1,499円 → 安値1,252円、最大約20%の値幅(出典:松井証券)
- 出来高急増により、イベント・材料反応で値動きのブレ幅が大きい状況
監視すべき数値・日程
- 次回決算発表:未定(直近決算は8月13日・2026年3月期第1四半期、出典:Yahoo!ファイナンス)
- 補助金関連事業の進展やIR開示
- 信用残高・PTS取引の推移
リスクと対応
- 主なリスク:営業赤字(営業損失1.19億円、経常損失1.20億円)継続。業績失望での下落リスク大(出典:Yahoo!ファイナンス)
- 基本対応:直近安値(1,200円割れ)を損切り基準に、信用過熱時は短期利確重視
まとめ:投資家へのチェックポイント
項目 | 内容 |
---|---|
上場市場 | 東証グロース市場(2002年上場) |
流動性 | 時価総額約46.3億円・出来高100万株超 |
注目材料 | 補助金採択ニュースでストップ高 |
ボラティリティ | 高(日中値幅20%以上) |
リスク | 赤字縮小中・業績不振リスク |
ビーマップは「出来高急増」「ストップ高材料」「短期投資家の集中」という3つの要素を兼ね備えた、今日の東京グロース市場で注目される銘柄です。ただし赤字リスクもあるため、エントリーの際は損切りルールを明確に設定することが不可欠です。
本記事は投資判断の参考情報として提供するものであり、最終的な売買判断はご自身の責任でお願いいたします。
作成日時(日本時間):2025年9月19日